個人事業特有の(所得税特有といっても良いかも知れません)事業主貸勘定と事業主借勘定について解説します。
事業主勘定はなかなか理解しにくく、慣れていないと「貸」なのか「借」なのか、右側(貸方)なのか、左側(借り方)なのかいつも分からなくなってしまいますよね。
事業主貸
事業主貸は、事業のお金を事業主個人のために使う場合、例えば、 生活費として事業用の口座から預金を下ろす場合に使います。
言い換えれば、 「事業主(の家計)に貸した金額」です。
事業主借
事業主借は、事業に必要なお金を事業主個人のお金から支払う時、 例えば、お店で使う消耗品代を事業主の生活費の中から立て替えて もらった場合に使います。
言い換えれば、 「事業主(の家計)に借りた金額」です。
このように、ひらがなの「に」を使って覚えると覚えやすいと思います。
仕訳の例
事業主貸は、事業のお金を事業主個人のために使う場合、例えば、 生活費として事業用の口座から預金を下ろす場合に使います。
通常「事業主貸」は借方(左側)
事業主借は、事業に必要なお金を事業主個人のお金から支払う時、 例えば、お店で使う消耗品代を事業主の生活費の中から立て替えて もらった場合に使います。
通常「事業主借」は貸方(右側)
参考
貸方・借方はひらがなの「はらい」で覚えると覚えやすいのでご参考にしてください。